田舎暮らし 空と輝く風を感じて
田舎の暮らしで感動したことの一つに空が広いことがあります。
日々刻々と移り変わる空の色と風の光。季節により天気により同じ場所にいても見えるものが違う。その感動を日々刻々と味わっていました。地球に人として生まれて、五感でその幸せを味わう日々。日々植物の生命力や動物たちの知恵を目の当たりにする中で、人が一つの種である生き物として自然の一部であることを、しみじみと感じました。
週二回朝8時に燃えるごみを捨てるために、歩いて家から一筋向こうのゴミ置き場へ向かいます。冬の朝靄の中、深呼吸をしながら歩いていたら、並木の枝に美しいレースが架けられていました。それはまるでレースに宝石が散りばめられているようでした。
どこにあるかわかるかな?
実物は写真よりもっと輝いていました。
ゆるく滲む太陽の光
空に染め上げられた赤色の青から黄色へのグラデーション
毎日みら見る夕暮れの景色も日々同じものはありません。
春のおぼろ 夏の紺碧 秋の空の高さ 冬の朝靄霜柱 どれもこれも深呼吸をして身体に入れます。
夜には月と星たちが 私を包みます。
そんな日々、息をする度に時間や季節を感じ、自然の一部になる自分が幸せでした。
それは田舎で暮らす幸せそのものです。