ご無沙汰していました、久しぶりのブログ更新です。
昨日、15年間一緒に過ごした実家の犬がなくなりました。
思いかえせば、私が一番辛い時期に一緒に過ごした家族だったなあと思います。
そのぶん、大切にしてあげられなかったこともたくさんあったと思います。辛い気持ちをぶつけてしまったこともありました。
それでも、春にはレンゲ畑で飛び回ったり、桜の下を散歩して花びらを匂いでは桜の花びらを鼻先にくっつけたままこちらを見る姿に、私はとても癒されていました。
彼は何ヶ月か前から肝臓機能が低下していました。けれど最近はそれに合わせたフードを食べて元気にしていました。
それが一週間前に突然ご飯も水も摂らなくなり急遽入院し、昨日、彼は静かに息を引き取りました。
入院する前の夜、珍しく私にとても甘えて頭を私の手のひらに押し付けて頭突きしてきた彼。その時私はなんとなく、死期が近いのかもと思いました。彼は私に最期に仲良く楽しく幸せな時間を持たせてくれました。私は彼の愛情の深さを知りました。
今度出会ったら思いきり甘えさせてあげよう、また一緒に元気に走り回ろうと思います。
彼は生き物はみんなたくさんの愛を持っている、愛が幸せな時を生むということを、改めて実感させてくれました。
今彼は自由のきかない身体を脱ぎ捨てて、元気に身軽に走り回っています。今の私は涙が止まりませんが、泣いていると「泣かないで、僕は元気だよ、幸せだよ」と側で語りかけているように感じるので、笑顔でいようと思います。彼がくれたたくさんの幸せな思い出と愛に深く感謝を込めて。